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日本語・日本文化 タイ日国際シンポジウム(報告)[2008年5月8日]

去る2008年、3月22日、土曜日、上記シンポジウムが、大学院言語文化研究科言語社会専攻海外連携コース日本語・日本文化実践コースならびに日本語・日本文化専修コース、日本語・日本文化教育センターとの 共同主催で開催された。初めての試みではあったが、日本語教育をテーマとするシンポジウムを通じて、それぞれの国の研究者間の日頃の研究成果の紹介、意見の交換のみならず、タイ国と日本の国際交流にも一役買った。本シンポジウムには、タイのチュラーロンコーン大学、タマサート大学、泰日工業大学からそれぞれ1名ずつの計3名、国際交流基金から1名、そして大阪大学から3名、合計7名のパネリストによるそれぞれの現場における日頃の日本語教育の現状の紹介、問題点、等について紹介がおこなわれた。シンポジウムに先立ち、大学院言語文化研究科言語社会専攻日本語・日本文化講座代表、尾上新太郎氏による主催者挨拶、大阪大学理事、辻毅一郎氏による開会の挨拶のあと、日本学生支援機構参与、東京国際交流館長、大阪外国語大学名誉教授赤木攻氏により『「反世界」としての日本とタイ』と題する基調講演が行われた。日本とタイは、様々なレベルで対立要素を持っているにもかかわらず、久しく友好関係を続けている。この不可思議な事実こそ、国際交流の醍醐味であるという趣旨の講演であった。
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その後、パネリストの発表があり、フロアーからの質問に答えるという形式でディスカッションが進められた。本シンポジウムへの参加者は、公式記録に依れば、109名であった。会場となったCJLCホールはほぼ満席の状態であった。パネ ラーによる興味深い発表の内容に加え、多くの参加者の深い関心と協力によって、シンポジウムは成功を収めることができた。シンポジウムは日本語日本文化教育センター長、奥西峻介氏の閉会挨拶で無事終了した。
シンポジウムの後、参加者の慰労を目的とする、懇親会が大学記念会館で開催された。チュ ラーロンコーン大学のチョムナード氏によって乾杯の音頭が取られ、賑やかな宴が始まった。懇親会にも多くの参加をいただき(80名弱)、およそ2時間にわたり親睦の時を持つことができた。
主催者の一翼を担うCJLCにとっても、さらなる授業内容の充実に活用するとともに、正しい意味での国際交流の意味を考える契機になればよいと思う。
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