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メープルコース実地見学・京都(大原、金閣寺)[2009年1月22日]

2008年12月17日(水)

MA2 アンヤラット ジャラョウンシンラパクル(タイ)

12月17日にメイプルプログラムの留学生のみんなが京都の金閣寺と大原工房草木 染を見学した。この度、私は草木染をはじめて体験して、とても感動した。タイにはこういう草木染もあるが、一度もやったことがない。大原工房では、自分で 染めたスカーフをもらっただけでなく、染め方、草木やハーブでさまざまな色が作れるということの知識を得ることができた。例えば、木の皮、根などで茶色、 草花の葉、花などで黄色、草花の根っこなどで赤色、藍の葉で青色が作られると聞いた。
この草木やハーブは染物に色を与えるだけでなく、漢方薬と しても使える。いくつかの例をあげると、インドのお坊さんの袈裟はウコンで染めた黄色である。ウコンは胃腸を守り、毒消し効果があるので、修行中おなかが 痛くなったら布のはじをかんでいたらしい。着物の下に着る「じゅばん」は茜で染めたピンクである。茜には肌を守る効果があるらしい。またジーパンは藍で染 めたインディゴブルーである。畑作業中、ヘビや虫から身を守るために防虫効果のある藍でそめた。これらは、昔の人の知恵であると教えてくれた。
では、シルクスカーフの染め方について説明する。
まず、染めたい色を決め、スカーフの布を選ぶ。私は明るいオレンジと黄をまぜた。次に、なわで シルクスカーフを自由に結ぶ。(なわの結び方によって模様が違う)そして、水洗いしたスカーフを草花の葉の溶液に入れ、加熱しぐるぐるかきまわす。それか ら、スカーフを取り出し、水洗いし、ぬるま湯にひたす。10分後ぬるま湯から取り出し、もとの溶液にいれ、ふっとうするまでかきまわす。次に、水洗いし、 茜の溶液に入れ、かきまわす。そして最後に洗剤を入れて洗う。
これでやっと自分で色をデザインした世界に一つしかない独自のシルクスカーフの完 成である。
日本に留学でき、日本語を勉強しただけではなく、日本の文化、日本の昔の人の知恵も学ぶことができ、とても楽しかった。

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