ホームCJLCについてセンター長 挨拶

CJLCについて

センター長 挨拶


センター長 岩井 康雄

 

 

日本語・日本文化教育を取り巻く環境は急速に変化している。従来から指摘されているように世界の日本語学習者数は増加している。中等教育機関、高等教育機関によるものだけでなく、私的な学校(私塾)や独学によって、高いレベルの日本語力を身につける学習者も、公的な調査の網にはかからないかもしれないが、確実に増えている。旧来の学校教育だけでなく、インターネット等を通して様々に日本語・日本文化に接するルートが生まれている。我々が受け入れる留学生は、量的に増加の傾向を見せているが、量的変化だけでなく、質的にもその多様性が増しているのである。

日本国内においても、留学生数を増やそうと英語プログラムがいくつも立ち上がっているが、日本での就職はもとより、帰国後のキャリアを考えたときも、日本語と日本文化について、一定のレベルにあり、知識を持つ必要があることが、ようやく顧みられるようになってきた。専門知識に加えてという前提を置くにしても、サバイバルの日本語だけでは、「日本で」学んだ成果としては不十分であることが気付かれ始めている。

本センターにおける日本語・日本文化教育は、前身である留学生別科時代から60年を超える実績を有するが、単に年数を積み重ねてきただけではない。上記のような国内外の日本語・日本文化教育における状況の変化を捉え、その時時に必要な対応を行ってきた。

平成23年4月に「日本語・日本文化教育研修共同利用拠点」に認定され、平成28年4月には、第一期の認定期間における実績評価のもと、更に5年間の認定を受けた。本拠点事業は、世界の教育環境の変化と国内のニーズの変化に対応することを目的としている。第一期でも掲げた既修者に対する対応は、日本語能力評価基準の見直し等を行い、より多様性を吸収する方向へと進化をはかり、国内ニーズへの対応としては、新たに「遠隔教育」によって本センターのリソースが地域を越えて利用できるようにすることが、第二期の計画の中心となっている。

本センターは今後も日本の、そして世界の日本語・日本文化教育の「拠点」としての責務を担うべく、国内外の状況を見据えながら、一層の研鑽を積んでいく。

このページの先頭に戻る

1